私が使っている調理家電や調理器具を紹介してきましたが、どうもそれぞれの機能もしくは対応する調理方法が被っているようです。特に使い分けを意識していませんでしたが、ここらで考えてみるのもいいかもしれません。もし類似の調理家電や調理器具の選択で迷っている方がいらしたら参考にしてみて下さい。
我が家にある調理器具
これまで紹介した、ノンフライヤー、ホットクック、マルチグリルの他に、我が家には電気圧力鍋、ストーブトップフライヤー、ビタクラフトの無水鍋、スチームグリルなど様々な調理器具があります。主な未紹介の商品は以下です。
ストーブトップフライヤーはクラウドファンディングで入手したもので、リンクはありません。どのどのような製品かというと、ガスコンロや電磁調理器上で使うエアフライヤー(ノンフライヤー)です。
これらは各々機能が似ており、使い分けで渋滞が生じてます。そこでそれぞれの調理器具の特徴を比較表にして比べてみましょう。
可能な調理方法
まずメーカーが出来ると謳っている調理方法を並べてみます。以下は私調べで、メーカーサイト、説明書、メニューブックを参考に判断しました。
ノンフライヤー | ホットクック | マルチグリル | 電気圧力鍋 | ストーブトップフライヤー | 無水鍋 | スチームグリル | |
焼き | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
煮 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
炒め | 〇 | ||||||
蒸し | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
揚げ | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
茹で | 〇 | ||||||
無水 | 〇 | 〇 | |||||
低温 | 〇 | 〇 | |||||
発酵 | 〇 | 〇 | |||||
燻す | 〇 | 〇 | |||||
余熱 | 〇 |
茹でまでは代表的な調理法なのでよいとして、無水は水を入れずに食物の水分だけで調理する無水調理、低温は低温で調理する低温調理、発酵は発酵に適した温度管理が出来る調理、燻すは燻製、余熱は一旦加熱した後熱を加えずに調理が進行する余熱調理のことです。これらはその機能を実現する機器の特徴的な機能になりますね。
余熱に関してはどの器具でもある程度出来そうですが、明確に余熱調理を謳っているもののみとしました。判断が微妙なところは私の個人的判断で分類しています。
こうして見るとホットクックとマルチグリルの多機能ぶりは際立ってますね。
意外な作れる料理
調理法だけではわかりにくいので、具体的なメニューを見ていきます。容易に想像がつきそうな、例えば煮るが出来ればシチューやカレーは出来るはず、というメニューではなく、意外性のあるメニューを見ていきます。これもメニューブックに掲載されているメニューから拾っています。
ノンフライヤー | ホットクック | マルチグリル | 電気圧力鍋 | ストーブトップフライヤー | 無水鍋 | スチームグリル | |
ご飯類 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
焼きそば | 〇 | 〇 | |||||
ローストビーフ | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ケーキ類 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
パン焼き | 〇 | ||||||
ピッツァ | 〇 | ||||||
ヨーグルト | 〇 |
ご飯類には白ご飯だけでなく、ピラフやおこわなども含みます。ケーキ類もスポンジケーキだけでなく、蒸しケーキやプリンも含みます。
メニューの選び方の片寄りのためかどうか、ここでもホットクックとマルチグリルが意外なメニューまでこなしますね。
使い勝手
次に使う上での障害になるであろう、さっと使えてさっと仕舞える道具かを見ていきます。
ノンフライヤー | ホットクック | マルチグリル | 電気圧力鍋 | ストーブトップフライヤー | 無水鍋 | スチームグリル | |
準備 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
調理中 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
後始末 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
これは多分に個人的な感想になりますね。丸が付かない部分を説明します。
ノンフライヤーはトレーと中敷きの油落としが大変です。
電気圧力鍋は手間というより、調理が始まっても圧力が上がるまでに数分から10分ほど時間がかかります。同じく調理が終わった後も圧力を下げるのに同様な時間がかかります。その点以外はホットクックと同様です。
ストーブトップフライヤーは火の上に載せて使いますが、ファンを回す電源が必要で、電池を確認したり USBで電源供給する手間があります。
無水鍋とスチームグリルは普通の鍋と同様ですから、調理中は見たり手を掛けたりする必要があります。
まとめ
こうして見ていくと、ホットクックとマルチグリルは万能ですね。実際私も使う頻度が高いです。しかしそれより頻度が高いのがスチームグリルです。これは蒸し物が簡単にできるので重宝しています。電気圧力鍋はホットクックとマルチグリルなどより早くに入手しており、その頃は活躍してくれましたが、圧力変化の待ち時間が長くホットクックが来てから出番はガクンと減りました。ストーブトップフライヤーは野外でもノンフライヤーが使える点が売りですが、私自身BBQやアウトドアアクティビティを行わないので宝の持ち腐れですね。家庭で使ってもローストチキンなどが美味しく出来るそうですが、私が作らない料理なので。ビタクラフトの無水鍋は無水鍋ならではの使い方があるのですが、私がただの鍋として使ってしまってます。どうも私は器具に任せて作るより、自分で手を動かして作る方が好きなようです。そうでない人にはまた違った評価があると思います。
どうでしょうか。それぞれの調理器具のメリット、デメリット、向き不向きが多少なりともおわかり頂けたでしょうか。かなり私的な視点に偏っているかもしれませんが、これらの情報が調理器具選びで悩んでいる方に多少でも参考になれば幸いです。