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ノーリツのマルチグリル、機能、使い方を教えます

料理

マルチグリルという言葉を検索するとデロンギの製品なども出てきますが、ここでいうマルチグリルとはノーリツのビルトインコンロの一部の機種に備わる多機能グリルのことです。
ノーリツのコンロに関心のある方以外にはご存じない方も多いかと思いますので、説明していきたいと思います。

ノーリツのビルトインコンロ

この記事の執筆時には主に5種類のシリーズ展開となっています。
ベーシックな焼網グリルを備えた機種が 3種類、マルチグリルを備えた機種が 2種類です。
ベーシックな機種はシンプルに必要な機能が備わったものです。
マルチグリルは上位機種の機能に位置付けられて、この 2種類の機種はマルチグリル以外でも多機能、高品位になっています。
このシリーズ展開から、ノーリツにとってマルチグリルは目玉機能であること、全機種に展開するにはコスト的に難しいことが想像されます。

ノーリツのマルチグリルとは

詳しいことはノーリツのサイトを見て頂ければわかるのですが、簡潔に説明すると以下のようになります。

・上段は遠赤外線バーナー、下段にはセンサー付きバーナーで焼き加減をコントロール
・コンロだけど家電のように様々な調理メニューを表示、選択できる
・調理用途に合わせて数種類の専用容器を使うことで調理のバリエーションが拡大
・専用アプリに対応したIoT機器で、アプリから制御も可能

各社グリル機能の充実を図ってますが、ノーリツのマルチグリルの場合は細かな制御を行い、それをあたかも家電を扱っているように設定出来るところが売りなのだと思います。
ごく普通のグリルはプレートに焼網が載っているタイプだと思いますが、マルチグリルにはそれが無くいくつかの専用プレートを使うようになっています。

なぜマルチグリル付のコンロを選んだのか

新築で入居したマンションも15年経過し、ビルトインコンロも汚れが目立ち不具合も出るようになってきました。修理することも考えたのですが、どうせなら一新してしまおうとレンジフード共々リフォームすることにしました。
最初はベーシックなビルトインコンロを選択するつもりで各社の製品を調べ始めました。私の希望は余計な機能が付かない単純操作の機種だったのです。制御は自分でするので、基本的な機能だけで充分です、という気持ちでした。それがノーリツのマルチグリルを見た途端に欲しくなってしまったのです。理由はマルチグリルで燻製が出来るということでした。燻製のために必要のない高価な機種にするのか、随分悩みましたが結局購入に至りました。
これまで燻製に関してはマンションでも使える簡易燻製器を試してきましたが、全く満足のいくものではありませんでした。それがマルチグリルなら出来る!! しかも煙がほとんど出ない!! 使用している人のレビューなども参考にし、これならと決断しました。

使ってみてどうだったか

私が購入したのは60cm幅のプログレという機種です。天板は耐熱ガラス製です。

天板はこんな感じです。

左右の操作パネルは、普段閉じていて必要な時に開きます。それぞれこのような表示になってます。

まず、マルチグリル以外の部分での評価です。
とにかく安全機能が充実し過ぎです。これは誉め言葉ではなく、私は不便に感じてます。非常に軽い鍋では発火しない、フライパンを持ち上げると火力を弱くする、長時間煮込んでいると過熱防止のために火を消されることがある、など過剰な安全対策に自己責任でやるから勝手にやらせてよ、と言いたくなります。特に困るのがフライパンを持ち上げて具材を返したりする際にいちいち火力を弱くすることです。フライパンを戻せば火力も戻りますが、例えばにんにくをオイルでじっくり炒めて香りを引き出す場合、フライパンを傾けて置きますよね。これがまず無理です。この他にも安全機能は数々ありますが、それらは気になりませんので、先の3点が不便で困ります。

家電のように多機能が売りなので、タイマーモード、温度キープモード、麺ゆでモード、焼サポートモード、煮るオートモード、あぶり高温炒めモードなど多彩な機能がありますが、私は一切使っていません。私が求めるのは火力調節だけですので、火加減は自分で見たいのです。なので、これらの機能に関しては全く評価のしようがないです。私が極端だとしても、これらを全て使う人はいるのだろうか、とも思います。

マルチグリルには、料理名を指定して調理を任せる「オートメニュー」、冷凍されている食材を焼き上げる「解凍焼き上げ」、冷凍食品を調理する「冷凍食品」、低温でじっくり火を通す「低温調理」、燻しあげる「燻製」、パン生地の発酵から焼き上げまで行う「パン発酵焼き上げ」など多彩な調理方法があります。このうち私が使っているのは、自分で設定を指定する「調理モード」と「燻製」です。
「調理モード」はマルチグリルで使う専用容器を選択し、それぞれの専用容器に割り当てられた調理方法を選択し、火力の強さと調理時間を選択して調理するモードです。これ以外のモードはいわば選択手順を省略したものです。なので「調理モード」でその他のモードは全て実行できます。

私が購入した機種には2種類の専用容器が付属してます。通常の焼き物に使うプレートパンと低温調理、燻製、パン発酵焼き上げに使うキャセロールです。

上記画像の左側がプレートパンをマルチグリルに載せたところ、右側がキャセロール単体、下段がキャセロールをマルチグリルに載せて蓋を開けたところです。

この他に波型プレートパンがあります。これはプレートパンが平面なのに対し、波型で焼き目を付けるために使うようです(別売りなので私は未使用)。マルチグリル部分は専用容器を支えるだけのフレームになっており、専用容器込みでマルチグリルになってます。専用容器はフレームに乗せるだけなので、調理後に取り外しての手入れが非常に楽です。また、これまでのグリルと違い、見えない部分が無く専用容器自体がグリルなので、手入れのしやすから清潔感もあります。

今までのグリルが水を張る焼網タイプでタイマーはありませんでしたから、グリルに限ってはタイマーはあるとありがたいですね。コンロは自分で火加減を見ますが、調理に集中しているとついグリルの火加減を見忘れがちです。プレートパンってどうなんだろうと思いましたが、何でも置いて焼けるので便利です。例えばチーズを従来のグリルで焼こうとするなら、耐熱容器に入れるかアルミホイルを敷かないと焼けませんでしたが、プレートパンは焼きたいものを何でも載せて焼けます。なので焼魚の横の余ったスペースにちょっと食材を置いてついでに焼くことが多いですね。この辺は期待していなかったことであり、嬉しいメリットです。
プレートパンは使用前に鉄製フライパンのように油ならしするように説明書に書いてあり、私もそのようにしましたが、表面がツルツルした加工がされており、非常に汚れ落としが楽なように出来ています。油ならしが不十分でも汚れはするっと落とせるような感じです。

燻製はキャセロールを使い、底面にチップを敷き、その上に付属する網を載せて食材を置き、専用の蓋を載せて使います。キャセロールは蓋と共に重量感のあるどっしりとした造りです。この機能を期待して購入したので、何度も使いましたがほんとうに楽しいです。燻製時間は食材によって異なりますが、概ね15~20分で終わります。キッチンに燻製の香りは漂いますが、驚くほど煙が出ません。仕上がりは本格的な燻製には及びませんが、こんな簡単に出来るのですから充分満足できます。色々な食材を試してみたくなり、楽しいですよ。チーズ、鯖、ゆで卵などは特にお勧めです。

燻製した後は、キャセロールの底に焦げたチップが残ります。これはさらっと取れますが、網にアルミホイルを置いて燻した場合、アルミホイルの裏にヤニのようなものが付きます。これは他に付いてしまうと落ちにくいので気を付ける必要があります。チップが充分冷めたらさっと捨ててキャセロールを洗いますが、キャセロール自体は蓋も含めてあまり汚れません。

まとめ

過剰な安全機能に辟易しつつも満足度は非常に高く、マルチグリル付の機種にして良かったと思っています。調理のバリエーションが広がり、楽しさが増します。特に煙のほぼ出ない燻製は集合住宅では難しいので、ありがたい機能だと思います。

最近は電磁調理器(IH)を備えた住宅やマンションが増えていますが、私は火を見て調理するガスの方が好きです。マルチグリルは IHに対抗するガスレンジのカウンターパンチなのかもしれません。ガスレンジの購入を検討していて、機種選定に悩まれているなら、是非マルチコンロを備えたノーリツの機種も候補に加えてもらえたらと思います。グリルを有効に使いたい方、燻製をやってみたい方には絶対お薦めです。

もしご購入される場合は、グリル幅(60cmか75cmか)とガスの種類(都市ガスかLPGか)を間違えないよう、慎重に確認して下さいね。

と~る

▷20年以上ソフトウェア技術者として勤務💻
▷8年前から仕事のかたわら家事もこなす
▷食材を無駄にせずバランス良い食事を毎日楽しく料理🍳
▷プラントベースフードアドバイザー🥦資格有
▷問題のある家族を抱えながら、日々楽しく生きることを目指す
▷野良猫、保護猫の幸せを考えながら生活してます😸

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